ブログに必要なWebライティングとは何か
この記事は「ブログ」を書いている方々が気になっているライティングというものについて分かりやすく説明します。
読み終わる頃には
「知ってることもあったけど、知らないこともあったな」
「少しスッキリしたな」
という感じになるはずです。
大切なことはあなたの行動を変えない限り、「スッキリして終わり」のまま何も変わりません。
ですから明日からの自分の行動をどう変えるかという疑問を持ちながら読み進めてください。
ブログを書くからには稼ぎたい、でも稼げないのはなぜ?
ブロガーほぼ全員の質問ですよね。
答えは単純であなたが言いたいことばかりを伝えているからです。
あなたの欲求があなたの考えを吐き出したいならそれでも良いですが、稼ぎたいならそれではダメです。
なぜなら稼ぐためには誰かがあなたの記事をお金を払わなければいけないからです。
普段お仕事をされていて、お給料をもらっているならわかりますよね。
頼まれてもない、あなたの自己満足だけの仕事なんて誰にも褒められないし、そんな暇あるなら他のことやってとなります。
ブログもあなたの日記なんて知らないから、そんなのは寝る前に寝室で紙のノートに書いててという話なのです。
ですから稼ぐなら読み手のことを徹底的に考えて、読んでいる人にとって役に立つことを発信しましょう。
なぜこんなに当たり前のことを書くかというと、当たり前のことなのに、ブロガーは総じて「自分だけは特別」という思考があるからです。
興奮して文章を書いていると、こんなに面白い文章を書けるのは自分しかいないと思い込んでゾーンに入ってしまい、結局ただの一般人の日記を、そのままアップしてしまうのです。
あれだけ「ユーザーが求めている情報を伝える」という基本を知っているはずの人たちが最初のスタートから間違ってしまうのです。
それくらいブログを書ける人は他の人と違うレベルで文章を書くのが好きな人たちなのです。
ブログで稼ぐためのライティングとはなにか?
Webライティングで大事なことを書いていきますが、ポイントはユーザーを深くリサーチするということです。
この「リサーチ」というのは実はマーケティングの序盤の行動なので、シンプルに書くことが好きな人はそもそも意識してやっていません。
冒頭に書いた「行動を変えよう」という最初はこれです。
リサーチをしてください。
稼ぎたいならリサーチです。
そのリサーチをもとに、ユーザーが商品やサービスを買いやすくなるように知りたい情報が正しく伝わる書き方をするのがWebライティングです。
「どうやったら売れるのかな」というお金目線になったら終了でして、そこに力をかけるほどにお金は逃げていきます。
お金目線をユーザー目線に変えてください。
今のあなたが当たり前に持っているその「ユーザー目線」を記事を書くときにも持ち続けることで、変化が起きます。
ユーザーに価値を与え続けるという当たり前のことに集中してライティングをしてみてください。
セールスライティングにはルールがある
セールスにはセンスが必要なんだと諦めていませんか?
自分の記事で稼ぐなんて無理だと勘違いしていませんか?
セールスはほとんど科学です。
成果を出すためのルールがあります。
ルール通りにステップを進めることで売れる方法があります。
ただこの科学がとても丁寧にコツコツとやり切ることが必要で、やり続けることが必要なためにみんなやめてしまうのです。
でも自分が意思がない人や頑張れない人だと認めるのは辛いので、一部の天才がセンスで稼いでいることにしたくなるのです。
そうやって現実から逃げているのに、それでもなお何か特別な秘策があるはずだと楽な方法を知りたがるのが人間です。
楽な方法かどうかは分かりませんが、必ず成果が出るという意味では、自分で試行錯誤して見つけるよりも、効率的だとは思います。
ここからは自分でもこれくらいなら頑張れるかな、と思ったら読み進んで、自分ではここまではやれないなと思ったら止めてもらって大丈夫です。
一つ言えるのは自分の意思で止めることも一つの戦略的意思決定で、やらないことを決めたあなたも一歩前進したということです。
諦めた自分を責めないでください。
あなたは何か自分の力で稼ぎたいというしっかりした意志を持って生きている人です。
セールスをするときのルール
セールスの話をする前に、ショッピングを話をしましよう。
あなたがお買い物をするときはどんなときですか?
欲しいものが安いとき
素敵なものがあったとき
何かが壊れたとき
お腹が空いたとき
いろんな場面があるはずですが、そのときのあなたの思考回路を客観視できていますか?
あなたが「お金を払っても良い」と思ったときこそが、あなたが意識すべきユーザー視点です。
人はどんな瞬間にお金を払うのかという問題を解き続けていくと、あなたがどうやったら稼げるのかの答えに近づきます。
これがセールスの科学です。
とにかくまずあなたがお金を払う場面を思い浮かべて、その意思決定の瞬間の心理を徹底的に再現してください。
きっと自分はこんなときにお金を払うんだなというヒントが見えて来ます。
人がお金を払う瞬間の心理とは
あなたの心理を深掘りしていきましたか?
どんなときにお金を使っていますか?
きっと2つのパターンに分けられるはずです。
え? たった2つ?
びっくりしましたよね?
そうなんです。2つなんです。
すぐ答えいいますよ。
1つは、お金を払うと得するときです。
もう1つは、お金を払わないと損するときです。
快楽を得るか苦痛を避けるということもできます。
つまり生存本能そのものですね。
あなたが何かを欲しくてたまらないというとき、このどちらかに脳が刺激されているはずです。
まずこの理解ができれば、セールスの第一歩をクリアしたも同然です。
具体的な稼げるライティング方法
この記事をここから読み始めている人もたくさんいるかと思います。
そういう人がいて当たり前なので全然良いように書いていますので安心してください。
ここまで書いて来たのはユーザー目線で書くということの大切さです。
ユーザーはとにかく得したいか、損したくないかの2択なので、無駄に読んで時間を損したくないし、いきなり答えを見て得したくて当然です。
ここまでじっくり読んだあなたも、ここから読み始めたあなたも、どちらも大正解だし、好きです。
さて、具体的なライティング方法にいきますよ。
まずはキャッチコピーですね。
この記事のタイトルはなんですか?
「稼げるWebライティングとは何か?」
ですよね。
これはユーザー目線の最高峰である「稼げる」というワードが入っています。
人は、お得とか、もらえるとか、無料とか、楽してメリットがあることが大好きです。
でも、怠け者と一緒にされたくはありません。
だから学びたいし、チャレンジしたいし、成長もしたいのです。
そうなると、「稼げる」という自己成長もお金も両方手に入るキャッチコピーは最強ですよね。
これがユーザー目線です。
あなたが忘れていることです。
私がキャッチコピーという単語を使ったときに、「クオリティアンドチャレンジ」とか「ドライブユアドリームズ」とかがよぎりませんでしたか?
あなたはビールや車のブランド戦略部長ですか?
世界の万人に向けて大きなイメージを語るのはテレビコマーシャルの役割です。
スーパーの店員や車のディーラーではそんな言葉は使いません。
どれだけお客様の得になるかだけ、どれだけお客様の損にならないかだけに集中しています。
あなたが使うべきキャッチコピーは、ユーザーの心臓をえぐりとるぐらいのリアリティのあるものですか?
ふんわりしたイメージ言葉ではだれも足を止めません。
まずはあなたの記事のタイトルや最初に目に止まるコトバが、ユーザーにとって得するか損しないかを確認してください。
そうなっていなかったら全て書き直してください。
「メガネ日和」とか「華よりもなを」とかいりません。
「このメガネをかけ出してから素敵な異性に立て続けに声をかけられました! 秘密のメガネ屋さん教えます!」
「名古屋市内のあんかけスパを食べ尽くして絶対に外さない味もコスパも1番のお店をあなただけにこっそり教えます!」
とかにしましょう。
ユーザーがクリックしても良いかなと思うメリットがあります。
必死感の出るキャッチコピーが嫌いなあなたへ
このように書いていると、そんな集客に必死な文章は書きたくないというブロガーのコメントがたくさんやってきます。
あなたもその一人ですよね。
それは当たり前のことです。
なぜならこの記事を読んでいるあなたがまだ稼げていないブロガーだからです。
ブログを書き始めるようなパーソナリティのあなたは「書くこと」が人よりも少し好きなはずです。
そうなると人の心を刺すような素敵な文章が書ける力が自分にはあるはずという妄想をしているはずなんです。
それはとっても素晴らしいことで、そんな夢がなかったらこの世に愛される文学作品は生まれてきません。
でもあなたはまだ何者でもないので、エッセイやコラムで稼ぐことはできていないはずです。
あなたは国語の話をしていて、私は科学の話をしています。
国語で勝負したい人は、これからもあなたらしい文章力で戦い続けてください。
それも良いけど稼ぐこともやりたいのてはないですか?
稼ぐライティングも身につけておきたいなら、科学もサボらず学んだほうがよいですよ。
まだ私は集客のためのキャッチコピーの話しかしていません。
ここからはあなたの文章力の出番です。
キャッチコピーで記事を覗きに来た人が、すぐに帰ってしまうような内容だったら稼げるはずがありません。
次は「ボディコピー」です。
ユーザーの問題を解決する「ボディコピー」
ボディコピーというのはキャッチコピーほど耳馴染みのない言葉だと思います。
ボディコピーはライティングの中では難関の部類に入る本文です。
何をどう伝えたらユーザーが欲しいと思うかを考え尽くして書くのがボディコピーです。
ここではボディコピーに必要なルールを説明します。
それは「結果」「根拠」「信頼」「安心」の4つの要素です。
これは大事なのでコピペしていつでも見られるところに貼って置いて覚えてください。
このルール自体はすでにいろんなスーパーセールスマンみたいな人たちが世に提唱して来ている理論なので、真新しいものではないです。
大切なのは感覚値や無意識でこれをやれるようにはならないので、意識して書ける力を身につけることです。
ここで知りたいのは例えばどういうふうに書くの? ということですよね。
「結果」というのはお金を払って得られるメリットのことです。
ダイエットに成功するとか、資格試験に合格するとか、仕事がうまくいくとかです。
この「結果」を書くことで、ユーザーはその商品やサービスが欲しくなるのですね。
「根拠」というのはなぜその結果がでるのか? という論拠です。
自分の3ヶ月前の写真と今を比べて痩せている事実や、実際に試験に合格した証書、出世や表彰された話をいれると説得力が増します。
絶対にウソはだめです。
ここにウソがあったら全てウソになります。
本当だからこそ説得力が増すのです。
そんな実力ないなーという人は、例えば愛用している商品などを思い浮かべてください。
安くても綺麗になるお掃除ロボットとかだったら、掃除させた結果の写真を見せれば良いですよね。
根拠を書くときのポイントはユーザーが、自分でもできる! と思って書き手の話から、自分の話に置き換えるように仕向けることです。
「信頼」はあなたやあなたの商品の実績です。
あなたが誰かということを語れなくても心配しないでください。
ルンバ以外のお掃除ロボットでも、その販売台数や消費電力、ユーザーの満足度アンケートなどその商品の質に信頼性をたせる情報はあるはずです。
ここはあなたのリサーチ努力でカバーできます。ユーザーはこの努力をしたくないので、代わりにググっているわけです。
「安心」は失敗したくないユーザーにとどめの一発として、最後の一押しをするものです。
よく返金保証とか返品交換無料とかありますよね。あれです。
もしも気に入らない商品だった場合も返金されるなら買ってみようかなとなります。
実際に返金請求する人はそんなにいないでしょうが、返金保証があると成約率はあがります。
あなた自身のサービスですと、これはリスクあるやり方ですが、逆に返金保証のある商品を選んでライティングしていく方法もありますよね。
商品だけでなく、そのビジネスモデルに共感してオススメするというのもまた一つのセールスライティングのあり方です。
ボディの次はクロージングコピー
さてここまでで、かなり疲れたと思います。
長い長い計算式を解いて来たのと同じなのですから、ライティングをやりたい文系脳の方には辛いですよね。
アーティストタイプのあなたには受け入れにくい箇所もあるでしょう。
でも私は数学も国語も理解したうえで文系の学問を極めるという話をしています。
ボディコピーまでやりきったなら、もういいじゃないかと思うかもしれませんが、稼ぐというのは、人からお金をいただくということは、そんなに甘いものではありません。
丁寧に丁寧に紡いだ言葉で刺さないとダメなのです。
ボディコピーで「欲しいな」と思った人に「買おう」と思わせなければいけません。思考から行動に移させなぜければいけません。
きっとあなたも経験があるはずです。「ちょっと考えます」とお店を出たあと、2度とその店に行かなかったことが。
ではなぜクロージングコピーが必要なのか。それは人は決断を先伸ばす生き物だからです。
締め切りがあったり、急かされた方が、嫌だけど頑張れたりしませんか?
決めることってエネルギーがいるのですね。失敗したくないし。
だから両手でしっかりと背中を押して欲しいのです。
ユーザーはあなたの一押しを待っています。
クロージングコピーはカッコ悪いのか?
今日だけ割引! とか、最後の1つ! とかいうのがダサいと思っていませんか?
そういう必死の粘りとか、強引な押し売りのことだけをクロージングと呼ぶのではありません。
ユーザーにとって「魅力的なオファー」であればよいのです。なんなんでしょうね、魅力的なオファーって。
分解すると、「簡単」「レア」「プレミアム」「保証」です。これがクロージングコピーを科学した結果です。
「簡単」というのはユーザーにとって魅力です。すぐ手に入ると簡単ですが、1週間待つと不便です。
ユーザーにとってメリットが発生するまでの時間軸を捉えて表現すると「簡単」さをクロージングコピーに込めることができます。
「レア」もユーザーの魅力です。
限定品に弱い人っていますよね。人数、数量、時間、日数、曜日、客層、条件などで何かのレアさをクロージングコピーに込めてください。
「プレミアム」は間違いなく魅力そのものです。
何かを買ったらプレゼントで他にもノベルティがつきますよというやつです。
これはノベルティがショボイと逆効果なのでノベルティのバリューも考えないといけませんね。
「保証」は満足のことです。返金保証でだけはありません。アフターサービスやサポートについてクロージングコピーで言及しましょう。
最後は「追伸」で内容を理解してもらう
よくあるブログ記事などは最後に「いかがでしたでしょうか?」みたいな締めの文章を書いてしまいます。
ヘッドラインも「まとめ」とかだったりします。
でもそのまとめは、あなたのまとめであって、ユーザーのまとめにはなっていません。
あなたが気持ちよく文章をしめくくってドヤる感じはユーザーは求めていないのです。
ユーザーの多くは、記事をザーッとスクロールして、ほぼボディコピーなんて読んでいないことを知っておかなければいけません。
あなたの文章のほとんどはユーザーに読まれていないのです。
キャッチコピーをみてクリックしてくれたユーザーが次に読むのは、ボディでもクロージングでもなく、最後の「追伸」なのです。
ですから、追伸にキャッチコピー並みのインパクトある内容のまとめを用意しておいて、もう一度ボディコピーに戻って読んでもらう仕掛けが必要です。
もし追伸がなかったらどうなると思いますか?
キャッチコピーのあとにユーザーが読むのはクロージングになります。
つまり「なんだよ、結局、売り込みかよ」となるのです。
そうではなくて、追伸で、ユーザーにとってのバリュー、メリットをしっかり書いて離脱率を下げるのです。
ポイントとしては、ユーザーが得られるベネフィットの他、保証やレア度なども入れられます。
またこの商品を手に入れないと損をするというキャッチコピーと同じことを書くのも方法です。
セールスライティングで最も大事なこと
セールスライティングの科学として、
快楽を得るか苦痛を避けることを書く
結果、根拠、信頼、安心を丁寧に書く
簡単、レア、プレミアム、保証で背中を押す
追伸でメリット、デメリットを書く
ということを説明してきました
ですが最も大事なことは良い商品、良いサービスを作る、もしくはあなた自身が本当に良いと思っている商品、サービスの価値を届けるということです。
もしあなたが選ぶ商品やサービスが良くないものだったら、そもそもセールスライティングが成立しないので時間と労力をかけても良い記事に仕上がりません。
あなたがオススメしたい、良いものなら、それほど悩まずスラスラと文章が出てきます。
そのときに独りよがりのアーティスト的な文章を書くのではなく、今回お伝えしたセールスライティングの科学式を使ってください。
そしてセールスライティングをしているのではなく、最高の方法で、ユーザーに価値を届けているんだと誇りを持って書いてください。
あなたのその思いが、人を幸せにすることを心から願っています。