この春、転勤することになりまして、昨年の末には話がチラホラ出てきていました。
年が明けてしばらくして本格的に内示となり、確定した訳ですが、それから約1カ月たったところで、「あー、これは最初にやっとけばよかったなー」と感じることが出て来ています。
これから転勤の方や、この先いつ転勤があってもおかしくない会社員の方にはきっとお役に立つ記事になると思います。
転勤がわかったら、まず家族に相談する
え? そんなの当たり前でしょ? って思いましたか?
ですよね。それは私もそう思っていました。
ところが現実はそうでもなくて、奥さんはともかく子どもたちへの説明というのはなかなかにタイミングが難しいのです。
まず、職場で転勤の話が出始めた段階で、奥さんには「こんな話があるんだよね」くらいの話をすると思います。
だんだんと現実的になってきたら、何時ごろどこなのかということで、単身赴任にするのか、家族帯同なのかというのが大きな決断ポイントになります。
単身の場合は比較的簡単で、お父さんが身一つで出ていけば済むのですが、我が家のように家族はみんなで一緒に生活しなければダメだという信念の場合は厄介です。
どんな地域に転勤するのかによって、どこに住むのかが決まり、子供の生活環境が変わるからです。
ですから転勤の話があって、実際に確定して、家族で行くことに決めて、順番としてはここで子供たちに話すことは可能でした。
ですが私はこれをせずに、しばらく時間をかけてしまいました。
もし引っ越すと伝えたら、当然のこととして嫌がるだろうし、不満が溜まりまくると考えたため、その不満を事前に払拭できる準備が必要と思ったからです。
どこに住むのか? 何月何日に引っ越すのか? 習い事はどうなるのか? 持っているおもちゃや本は全て持っていけるのか? 次の学校はどんなところか? どれくらいの頻度で元住んでいた街には遊びに来れるのか? などなど、自分が子供だったら聞きたいことはいくらでもあります。
そんな理由で物件を調べてみたり、学校を調べたり、街の情報を集めたりという活度を、親だけでしばらくやっていました。
この間、とても気持ち悪くて、なんとなく後ろめたい気持ちもあり、結果として子供に言っていない分、動きも自由にならずに時間を浪費してしまいました。
転勤による子供の心の配慮は最優先とは言え、それを親の都合に読み替えて、コソコソする時間が長いのは良くありませんでした。
最終的には他の身内や学校や近所の誰よりも先に子供たちには伝えたものの、同じ家族なんだし、信頼してもっと早く伝えても良かっなという反省があります。
転勤が決まったら活動計画を細かくたてる
引っ越しというのは一大イベントでして、なんとなくでは大失敗します。
私は自分でもかなり計画的な方だとは思いますが、それでも相当にくたくたになっていますので、のんびり構えていらっしゃる方は是非とも焦っていただきたいです(笑)
引っ越しはアウトプットとインプットの両方があるアクションなので、まず先にアウトプット先が分からないと動きにくいです。
インプットはすでに現在のおうちにあるからです。
こうなると引っ越し予定日から逆算して、速やかに次の住まいを探さねばなりません。
広さ、利便性、家賃、間取り、築年数などこだわりだすとなかなか物件は決まりません。
ここいいかな? と思っても、法人契約限定とか、楽器不可とかいろいろ制約も出てきます。
内覧したくてもまだ見れませんとかもあるし、みられるようになった日に自分が行けるかどうかも分かりません。
そんなことをしているうちにあっという間に2週間くらい経ってしまいます。
そうしてやっと物件が決まったなとなって、安心して動きが止まってもいけません。
家具や電化製品の買い替えもあるし、捨てるものの整理もあるし、引っ越し業者の選定もあるし、ライフラインの再設定もあります。
我が家は週単位で、次の住まいを決める日、引っ越し業者を決める日、大型ゴミを出す日、新しい家電、家具を買う日など決めて進めましたが、それでもかなり計画は狂いました。
細かく計画を立てすぎても息詰まるな、しんどいなと思って、ゆるめの余裕を持った計画にしたのですが、人間サボりたがるもので、どんどん後ろ倒ししてしまいました。
あとから友達に会う時間とか、実家に帰っておく時間とか、ここでしかいけないところに行く時間とか、思い出作りのための時間が必要とわかってきたこともあります。
当たり前ですが、転勤のために日常の仕事が繁忙化することもあります。
それでもやはり可能な限り詳細のスケジュールを立てておくべきだったと反省しています。
ベッドを処分することになり、新しく折りたたみ式のマットレスを購入することにしたときは、一体どこでなにを見れば良いのか見当がつかず、とても慌ててしまったものです。
またIKEAで家具を買い直したときも、買うのは良いのですが、組み立てが絶望です。夕方買って帰ってきて、3時間くらい使ってしまいました。
限りある時間の活用は必須です。
転勤が決まったらお金の計算をしておく
引っ越しは莫大なお金がかかります。
転勤だとある程度は職場から補助されるとしても、本当にある程度でしかありません。
このためいくらもらえて、いくら必要で、自分たちはいくら使えるのかというのは死活問題です。
最初方はきっちり計算していくのですが、最後のほうになるとおかしくなってきて、めちゃくちゃいいかげんになります。
特に家具、家電関係を新調し始めるとめちゃくちゃです。
我が家の場合、冷蔵庫がサイズ的に新しい部屋には入らないとなって1年前にかったばかりのものを買い替えました。
これで20万円。
次に親のベッドが大きすぎるので、折りたためるマットレスに代えるため、2セットで6万円。
涼しい場所で必要なかったエアコンを追加購入で、15万円。
作りつけだった食器棚を追加して5万円。
車を手放した分の電動自転車10万円。
その他、物件の下見に5万円、
粗大ゴミの有料引取り、
新しい学校の体操服やら、
もうなんやかんやいくらやねん!
という感じです。
今、計算しても60万円くらいいってますね。
引っ越し恐るべしです。
転勤が決まったらやっておくべきことまとめ
さて、ここまで書いたことは決して極端な話ではなく、急な転勤で家族で引っ越すとなったら誰にでもやってくる未来です。
きっと奥さんに「この機会に新品に買い換えようよ!」とよくわからないゴリ押しを受けます。
転勤は自分の都合だし、仕方がないかと油断してしまったら、私のようにあっという間に60万円とか飛んでいってしまいます。
まずは家族のメンタルを気にかけて、丁寧な説明をすることが第一ですが、それに間髪入れずに、活動計画と予算案を作ってください。
それがめんどくさいなぁと思ってしまったときには、この記事の60万円という金額を読み返してください。
この記事を読んだあなたにはこんなまさかの出費がないことを心から願っております。